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🧤保育園や幼稚園でも役立つ機能性素材や防寒アイテム🧥

子供の冬服、準備は進んでいますか?「風邪をひかせたくないけど、着せすぎると汗びっしょり…」「室内と外の寒暖差にどう対応すればいいの?」「保育園に着ていく服のルールって?」など、未就学児の冬服選びは悩みがつきませんよね。

この記事では、そんなママ・パパの疑問に応えるため、失敗しない冬の重ね着の基本ルール、シーン別の具体的な服装のポイント、そして、保育園・幼稚園で気をつけることなどを、分かりやすく徹底解説。この記事を読めば、もう毎日の服選びで迷わなくなり、お子さまも快適に冬を過ごせるようになるはず!

お子さまの体の特性や冬の生活シーンを考えると、服装選びで迷ってしまうのは自然なこと。まずはその理由を知ることから始めましょう。

大人の感覚で選ぶと「暑すぎ」になりがち

子どもは体温調節機能がまだ十分に発達していません。そのため、大人の感覚で「寒いかもしれないな」と一枚多く着せてしまうと、実は暑すぎることがよくあります。自分で「暑い」と上手に伝えられない年齢だと、なおさら気をつけてあげたいポイントですね。

 

活発な子供は「汗冷え」で風邪をひくことも

発汗機能が未発達な幼い時期だと、運動や厚着で汗をかきやすく見えることがあります。また、冬でも室内で元気に遊んでいると、汗びっしょりになることも。汗で衣類が濡れると体を急に冷やしてしまう「汗冷え」の原因となるほか、体調を崩しやすくするので注意が必要。素材選びとこまめな調節が大切です。

 

難しく考えずに、服を「3つの役割」に分けて組み合わせるだけでOK!これだけでどんな場面でも快適な服装が作れるようになりますよ。

肌着は汗をしっかり吸う「ベースレイヤー」が大切

最初に肌に直接ふれる肌着は、汗を吸い取る大切な役割を担っています。肌に優しい綿素材は定番ですが、特に汗っかきのお子さまなら、乾きの速いポリエステルなどの化学繊維も選択肢の一つです。たくさん動いて汗をかきそうな日は速乾性、お昼寝などリラックスタイムは吸湿性のいい綿、と使い分けるのもおすすめですよ。

 

 中間着は体温を保つ「ミッドレイヤー」でこまめに調節

肌着の上に着る服は、体温を保つ役割。トレーナーやフリース、ベストなどがこれにあたります。暑くなったらサッと脱げるように、ジッパーなどで前が開くタイプのものが一枚あると、とっても便利ですよ。

 

 上着は風や雨から守る「アウターレイヤー」の活用

一番外側に着る上着は、冷たい風や雨・雪から体を守るバリアの役割があります。軽くて動きやすいものを選ぶのがポイント。風を通しにくい素材だと、薄手に見えてもしっかり暖かさを保つことができます。

基本のルールがわかったら、次は具体的なシーンに合わせて服装を考えてみましょう。お出かけ先や園での生活に合わせたポイントを紹介します。

 

暖房の効いた室内や車での移動に最適な服装

ショッピングモールなど屋内へのお出かけでは、すぐに脱ぎ着できる前開きのカーディガンやパーカーが活躍します。また、車移動で注意したいのがチャイルドシート。厚い上着を着せたまま乗せると、衝突時に体がハーネスから抜け出す危険があるためお勧めできません。車内では上着を脱がせて、暖まるまでは上からブランケットをかけてあげるのが安全です。

 

公園など屋外で元気に遊ぶ日の服装のコツ

公園で思いっきり体を動かす日は、動きやすさが第一。よく動く日は、汗をため込みにくい速乾素材やウール/化繊混のトップス・ボトムが快適。外側にシャカシャカした防風素材の軽いアウターを重ねるのが安心です。たくさん汗をかくことも考えて、肌着やTシャツの着替えを一枚持っておくと、汗冷え対策になりさらに安心ですよ。

 

「フード付きはNG?」保育園や幼稚園の服装ルールと安全な服の選び方

いくつかの園では、フードやひも付きの服が禁止されていることがありますが、それはお子さんの安全のため。消費者庁が注意を呼びかけているように、遊具などに引っかかって首がしまる事故の危険があるからです(※2)。安全を第一に考え、園にはフードや飾りのないシンプルな服を選びましょう。

お子さんに最適な機能性インナーを選ぶとき、「素材」の特性を理解しておくことがとっても重要です!特に年齢によって肌のデリケートさや活動量が違うので、適した素材も変わってきます。

ここでは、主要な2つの機能性素材について、おすすめの年齢層とママが知っておくべき注意点を詳しく解説します。
 

合成繊維系(ポリエステル・アクリルなど)

✨ 特徴

吸湿発熱機能を備えており、体から出る水蒸気を熱に変えて暖かさをキープしてくれます。
薄くて軽いため重ね着してもごわつかずに動きやすく、さらに速乾性が高く洗濯してもすぐに乾くという特長があります。

🧑‍🦱 おすすめの年齢層

3歳〜5歳(活動量の多い幼児期)
この時期は保育園での活動量が最も多く、遊びや運動でたくさん汗をかくため、吸湿発熱・速乾性に優れている高機能素材がオススメです。

 

⚠️ママが知っておくべき注意点

乾燥肌の子は少し要注意。肌の油分を取り過ぎて乾燥を招くことがあるため、敏感肌やアトピーのお子さんには刺激が強いと感じる場合があります。

もしカサカサやかゆみが出たら、次に紹介する綿混素材への切り替えを検討しましょう。

静電気が発生しやすく、特に乾燥する冬は、他の衣類との摩擦でパチパチすることがあります。着用前に柔軟剤を使ったり、衣類用の静電気防止スプレーを使うのがおすすめです。

 

綿/綿混系

✨ 特徴

天然素材の綿を配合しているため、肌への刺激が非常に少なくデリケートな肌にも優しく、ふんわりした肌触りが特徴です。また、吸湿性に優れており、汗をしっかりと吸い取ってくれます。👶 おすすめの年齢層

👶0歳〜2歳(乳幼児期)

この時期の赤ちゃん・乳幼児は特に肌がデリケートで、ちょっとした摩擦や乾燥で肌荒れしやすいため、肌への負担が少ない綿素材はファーストインナーとしても安心です。また、乾燥や刺激に弱いお子さまにも、綿の優しい肌触りがおすすめです。
⚠️ ママが知っておくべき注意点

速乾性はポリエステルなどの合成繊維系の機能性インナーと比べるとどうしても劣るため、乾きが遅くなります。そのため、遊び疲れて寝てしまった時などは、こまめに背中や肌着の湿り具合をチェックしてあげましょう。

賢い冬服選びで子供も親も快適に冬を過ごそう

今回ご紹介した「3つの役割」を意識するだけで、お子さまの冬の服装選びはぐっと楽になります。一番大切なのは、お子さまの様子をよく見て、こまめに調節してあげることです。この記事をヒントに、親子で暖かく快適な、楽しい冬を過ごしてくださいね。

 

 

出典

※1/消費者庁「Vol.533 子ども服のサイズ、ひもやフードに注意!安全性を第一に選びましょう」:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20201203/

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