幸運を呼び込む!節分で「鬼は外、福はうち!」👹


もうすぐ節分。「鬼は外、福はうち!」と、お子さまと一緒に楽しみたいと考えているママ・パパも多いのではないでしょうか?
でも、「『節分ってどうして豆をまくの?』と聞かれてうまく答えられない」「アパートやマンションでも豆まきってできる?」「下の子が小さいけど、安全に楽しむにはどうしたら?」といった、さまざまな疑問や不安もありますよね。
この記事では、節分の基本的な意味や正しいやり方はもちろん、最も大切なお子さまの安全を守るための具体的な注意点や、0歳からでも安心して楽しめる年齢別のアイデア、よくある疑問へのQ&Aまで、わかりやすくガイドします。


節分の由来や豆まきの意味、恵方巻きなどの風習について、お子さまにも伝えやすいように分かりやすく解説します。

季節の「分かれ目」が節分の由来
「節分」と聞くと2月を思い浮かべますが、もともとは「季節を分ける日」を意味し、春夏秋冬それぞれの始まり(立春・立夏・立秋・立冬)の前日を指す言葉でした。
中でも一年の始まりと考えられていた「立春」が特に大切にされ、次第に立春の前日だけが節分として今に伝わっているのです。
「冬から春に季節がバトンタッチする特別な日なんだよ」と教えてあげると、お子さまにもイメージしやすいかもしれません。
鬼を追い払い福を招く豆まきの意味
昔の人々は、病気や災害といった良くないことを、目に見えない「鬼」のしわざだと考えていました。そこで、宮中で行われていた鬼払いの儀式が、次第に庶民の間にも広がっていったのが豆まきの始まりです。
農林水産省によると、「魔の目(まめ)」に豆をぶつけて「魔を滅する(まめっする)」という語呂合わせから、豆で鬼を追い払うようになったと言われています。
「みんなが元気に過ごせるように、悪い鬼さんを追い払おうね」という願いが込められているのですね。
恵方巻きや柊鰯のいわれ
節分の食べ物といえば「恵方巻き」もすっかりおなじみになりました。これは、その年の福を司る神様がいる縁起の良い方角「恵方」を向いて、太巻きを丸かじりする大阪発祥の風習と言われています。
「福を巻き込む」という意味を込めて、願いごとをしながら黙って食べきるのがお作法。
また、鬼が焼いたいわしの匂いや柊のトゲを嫌うとされることから、魔除けとして「柊鰯(ひいらぎいわし)」を玄関に飾る地域もあります。


豆まきの準備から片付けまでの手順や、豆をまく時間、食べる豆の数など、意外と知らない豆まきの正しいやり方を具体的に解説します。

準備から片付けまでの4ステップ
まずは、節分の日までに炒った大豆(福豆)を用意し、枡に入れるか白い紙にのせて、神棚など家の中の高い場所にお供えしておきましょう。
夜になったら、鬼を追い出すために家の窓や玄関を一度すべて開け放ちます。
そして、家の奥の部屋から玄関に向かって順番に「鬼は外!」と声をかけながら豆をまき、まき終えたら福が逃げないようにすぐに窓を閉めます。最後に、家の中に「福は内!」と豆をまいたら、豆まきは完了です。
豆をまく時間や食べる数もチェック
豆まきは、鬼がやってくるといわれる夜の時間帯、家族がそろった夕食の後などに行うのが一般的。豆まきが終わったら、一年間の無病息災を願って、自分の年齢の数(生まれた年を1歳とする「数え年」)だけ豆を食べる「年取り豆」の風習があります。
ただし、5歳以下のお子さまには絶対に豆を食べさせないでください。お子さまの分の豆は、大人が代わりに食べるか、安全なお菓子で代用しましょう。


お子さまの成長に合わせて、0歳からでも無理なく安全に楽しめる節分の遊びや製作、食事のアイデアをご紹介!

【0歳から2歳向け】触って感じる節分遊び
この時期は、誤飲の心配がないもので節分気分を味わうことが大切です。豆の代わりにボーロや新聞紙ボールなどで豆まきごっこを楽しみましょう。
鬼のイラストの的にボールを当てるゲームも盛り上がります。また、鬼のパンツ柄のスタイや服で可愛い写真を撮れば、安全に楽しめる素敵な思い出作りになりますね。
【3歳から5歳向け】一緒に準備する節分体験
言葉の理解が進み、手先も少しずつ器用になってくるこの時期は、ぜひ準備から一緒に楽しんでみましょう。
節分に関する簡単な絵本を読んであげることで、行事への興味を引き出すことができます。
また、画用紙で鬼のお面を一緒に作ったり、新聞紙を丸めて豆の代わりのボールを作ったりするのもおすすめです。
自分で作ったお面をつければ、鬼への親しみがわいて「怖い」という気持ちも和らぐかもしれません。
子どもが喜ぶ!簡単「節分ごはん」レシピ
いつものごはんを少しアレンジするだけで、食卓がぐっと楽しい雰囲気に変わります。たとえば、オムライスに海苔でしま模様を描いて「鬼のパンツ」にしたり、ケチャップライスをラップで丸めて「赤鬼おにぎり」にしたり。
恵方巻きも、お子さまが食べやすいように、納豆やツナマヨ、卵焼きなどを具材にした細巻きを作ってあげると喜んでくれるでしょう。
無理なくできる範囲で、食卓にも季節感を取り入れてみてはいかがでしょうか。


マンションでの豆まきの方法や、鬼を怖がるお子さまへの対応、地域による豆の違いなど、節分に関するよくある疑問にお答えします。

マンションでも豆まきしていいの?
集合住宅の場合、近隣への配慮はとても大切です。ベランダから外に向かって豆をまくのは避け、玄関のドアの内側やリビングなどで「鬼は外!」と豆まきを楽しみましょう。
このとき、拾いやすいように個包装された豆や、落花生を使うと後片付けが楽になります。床に新聞紙などを敷いておくと、掃除の手間がさらに省けるのでおすすめです。マナーを守って、気持ちよく行事を楽しみましょう。
鬼を怖がる子どもにはどうしたらいい?
怖いと感じるお子さまを無理に鬼と向き合わせる必要はありません。「心の中にいる泣き虫鬼さんをやっつけようね」というように、鬼をキャラクターとして捉え、遊びの要素を取り入れるのがおすすめです。
パパが少しおどけた優しい鬼役になって、最後は「参りました〜」とみんなで仲直りする、といったストーリー仕立てにするのもいい方法。お子さまの気持ちに寄り添いながら、楽しい思い出に変えてあげましょう。
使い終わった豆は食べていい?
節分で使う硬い「炒り豆」ですが、消費者庁は「5歳以下の子どもには、硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類は食べさせないでください」と強く注意を呼びかけています(※1)。
奥歯が生えそろわず、噛む力や飲み込む力がまだ発達していないお子さまは、豆が気管に入ってしまう「誤嚥(ごえん)」を起こしやすく、窒息や重い肺炎といった命に関わる事故につながる危険があるためです。
小さく砕いた場合でも、かけらが気管に入り込むリスクは残るので注意してください。
豆まきの豆は落花生でもいい?
大豆のイメージが強いですが、北海道や東北、九州などでは殻付きの落花生をまくのが一般的。殻付きなので衛生的で、後片付けも簡単なのが大きなメリットです。大豆にこだわる必要はないので、お住まいの地域の習慣やご家庭の状況に合わせて、上手に取り入れてみましょう。

安全に配慮して、笑顔あふれる節分に!
この記事を参考に、お子さまの年齢やご家庭の状況に合った方法で、安全に節分行事を楽しんでください。大切なのは、家族みんなが笑顔で「楽しかったね」と言える時間を過ごすこと。今年ならではの素敵な思い出が、ご家族にとって一つでも多く増えることを願っています。
出典
※1/消費者庁:Vol.617 節分は窒息・誤嚥に注意! 硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで! (https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20230124/)