
季節の変わり目 体調管理のポイント💡

梅雨入りを控え、日差しも強くなる初夏は、気温の上昇や湿度の変化が大きく、お子さんの体調管理に悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなジメジメとした時期や汗ばむ陽気を元気に乗り切るために、日常生活で簡単にできる服装の調整、室内の湿度対策、そして食欲が落ちがちな時期の食事のポイントについて、分かりやすく解説します。

春から夏へと移り変わる6月は、気温や湿度が大きく変化する季節です。この時期の特徴をあらかじめ知っておくだけでも、子どもの体調管理に役立ちます。


朝晩と日中の寒暖差に注意

6月は梅雨時期も重なり、日中の気温が一気に25度を超えることもあれば、朝晩はひんやりと肌寒く感じる日もあります。特に晴れた日は気温が急上昇することが多く、体温調節が未熟な小さな子どもにとってはストレスになりやすいのが特徴です。
幼稚園・保育園に出かける時間は肌寒くても、帰りには汗びっしょり…なんてことも。天気予報をこまめにチェックして、1日の寒暖差を見越した支度を心がけると安心です。
湿度の上昇が体調に影響することも
初夏は気温だけでなく湿度もぐっと高まります。室内がムシムシして不快に感じやすくなるだけでなく、汗がうまく蒸発せず体温調整がしにくくなり、だるさや熱がこもる原因にも。
とくに寝苦しさを感じ始めるのもこの時期です。エアコンや扇風機を上手に使って、快適な室内環境を整えることも忘れずに。


子どもが快適に過ごすには、気温にあわせて柔軟に調整できる服装が大切です。この季節ならではの着こなし方を、毎日の準備に活かしてみましょう。
👚薄手の羽織物で体温調節をしやすく
朝晩と日中の気温差に対応するために便利なのが、薄手のカーディガンやパーカーです。持ち運びやすく、着脱も簡単なので、お出かけの際には1枚あると安心。
風通しのいい綿素材を選ぶと、ムレにくく快適に過ごせます。汗をかいたあとは冷えやすくなるので、替えの肌着も持参しておくと万全です。
👚重ね着は「脱ぎやすさ」がカギ

何枚も重ねるよりも、脱ぎ着しやすい工夫があると子どもも快適。たとえば、Tシャツ+薄手シャツ+羽織りの3点セットなら、気温やシーンにあわせて細かく調整ができます。
保育園や公園などで汗をかきやすい場面では、自分で脱げる服だと子どものストレスも軽減されます。首元や袖口が広めのデザインを選ぶのもポイントです。


気温以上に見落としがちな湿度対策。家の中でできることからはじめて、子どもが快適に過ごせる工夫をしていきましょう。
除湿アイテムを上手に活用しよう

梅雨時は、家の中もジメジメしがち。エアコンの除湿モードを活用したり、湿気取りアイテムを置いたりして、湿度を50〜60パーセントほどに保つことが大切です。
とくに寝室や子ども部屋など、長時間過ごす場所は空気がこもりやすいので要注意。湿度が高いとカビやダニの原因にもなるため、こまめな換気や扇風機の使用もおすすめです。
通気性のいい素材を選んで快適に
子ども服や寝具など、肌に触れるものは通気性が大切です。麻やガーゼ素材など、風を通しやすく汗を吸収しやすい生地を取り入れると、子どももぐずりにくくなります。
汗を吸ってもすぐ乾く素材は、肌トラブルの予防にもつながります。洗い替えを多めに用意して、清潔な状態をキープしましょう

湿度や暑さに影響されて、子どもの食欲が落ちることも増えてくるこの時期。無理に食べさせるのではなく、食べやすい工夫でサポートしていきましょう。
消化のいい食材で胃腸をケア

暑くなると胃腸も疲れやすくなり、食べムラが目立つことも。そんなときは、うどんや豆腐、かぼちゃ、さつまいもなど、やさしい味わいで消化しやすい食材がおすすめです。
冷たいメニューばかりだと胃が冷えてしまうので、温かい汁物や蒸し料理も一品添えるとバランスが取れます。
初夏の旬野菜を使って栄養バランスアップ
5〜6月は、トマト、きゅうり、ズッキーニ、そら豆など、みずみずしい野菜が豊富な季節。色とりどりの野菜を取り入れることで、見た目にも楽しい食卓になります。
たとえば、トマトときゅうりのさっぱりサラダや、そら豆の豆ごはんなど、旬の味覚を楽しみながら栄養補給できる工夫を取り入れてみましょう。


初夏特有の気候の変化は、子どもの体に静かな影響を与えることがあります。日頃から子どもの様子を注意深く観察し、いつもと違う小さなサインに気づくことが大切です。ここでは、特に初夏に見られる体調変化のチェックポイントをご紹介します。
機嫌や活動量、いつもと違う?

「なんだか今日はイライラしているみたい」「暑さのせいか、すぐに遊びをやめてゴロゴロしている」。そんな普段との様子の違いは、体調不良のサインかもしれません。特に、暑さで体力を消耗しやすいため、元気がなく食欲もないといった場合は注意が必要です。些細な変化でも見逃さず、しっかり休息を取らせましょう。
食欲、睡眠、お通じは安定してる?
蒸し暑さで食欲が落ちたり、寝苦しくて睡眠の質が低下したりすることもあります。また、汗で水分が失われやすいため、お通じの状態も変化しやすい時期。急に食べる量が減った、夜中に何度も目を覚ます、便秘気味または下痢をしているなどの変化は、体調不良のサインかもしれません。日々の観察を心がけましょう。

初夏は、子どもの体調が乱れやすい季節です。気温差への服装の工夫、湿度対策、そして食事のサポートなど、ちょっとした気づかいが元気な毎日につながります。無理せず、親子で心地よく過ごせる工夫を取り入れてくださいね😊